皮膚科で行う額へのボトックス注射の効果とは

皮膚科で行う額へのボトックス注射の効果とは

比較的安価で効果があると言われているボトックス注射ですが、ここでは額に対しての施術はどのような手法で、どのような効果があるのかを見ていきましょう。
ボトックス注射はボツリヌストキシンという毒素を用いています。これは筋肉の動きを抑える効果があり、しわなどの原因となっている筋肉に注射することでしわを作らせないようにできます。額にできるしわを気にされている方は多いので、この部位への注射は比較的良く行われている施術です。ボトックス注射はエステサロンなどでは行われず、皮膚科などの医療機関で行われているので注意しましょう。
ボトックス注射は、対象となる部位に数カ所マークを入れ、そこに注射をしていき数十分以内には終わります。しかしすぐにしわが無くなるというわけではありません。最初は額や頭が重たく感じたり目が重たい気がする、眉が動きにくいなどの違和感を感じてきますが、これは筋肉の動きが抑えられてきているためなので効果が出てきている証拠となります。数週間すると徐々に症状は和らいでいき、それにつれてしわも目立たなくなってきます。効果は個人差はありますが、半年程度です。
手軽にしわがとれると思われがちですが、使い方や個人の状態により思わぬ結果を生み出すこともあります。
普段目を開けるときに眉も同時に上げるような人の場合、まぶたを額の筋肉も用いて開いているためそこにボトックス注射をすると、目が開けにくくなり目つきが悪く表情に不満の残る結果となることもあります。また適切な濃度・分量を用いなければ効果が出過ぎて表情に違和感が出たり、気持ち悪い感覚が残ってしまうこともあります。
ボトックス注射を受ける際は皮膚科などで担当医に診察してもらい、しっかりと相談した上で決めるようにしましょう。